医学部学士編入試験の洗礼〜鹿児島大学筆記試験体験記(1年目)〜

Rです。栄冠ナインのアプリ版を始めて早くも70年以上指揮を執っています。

今回は、医学部学士編入試験挑戦の一年目、更に言うと編入試験デビュー戦であった2018年の鹿児島大学筆記試験について綴らせていただきます。

試験内容云々というよりご当地ならではの洗礼がメインの内容となっておりますので、試験に関する有用な情報を得たい方は即閉じていただければ幸いです。

(1年目)と書いてる時点で結果はお察しいただければと存じます。

目次

・悪夢の往路

・絶望の試験

・涙の復路

・まとめ

悪夢の往路

本記事は試験そのものではなくこちらがメインです。人生初の医学部学士編入試験で私はとんでもない洗礼を浴びることになります。

舞台は鹿児島。仕事をしながらかつ、ごく一部を除き職場の誰にも編入試験に挑戦することを伝えていなかった私は、この週末普通に出張が入っていました。

東京に住んでいましたが、出張により東京→鳥取→島根→鹿児島という謎のルートで鹿児島入り。鹿児島大学の筆記試験は6月ですが、普通に暑いです。出張からそのまま来たのでスーツでしたが地獄です。しかし本当の地獄は暑さなどではなかったということをこのときは知る由もありません。

前日は鹿児島中央駅のアパホテルに泊まり、夕飯はラーメンに舌鼓を打ちました。美味しかったです。

鹿児島はほどほどに都会過ぎず田舎過ぎずという印象でした。空港から市内まで遠いのが若干めんどくさいかなというくらいで不便さはさほど感じませんでした。

さて、迎えた当日。悪夢の始まりです。

JR宇宿駅で降りて歩いていると何やら目に異物が。初めは若干気になる程度でしたがみるみるうちに様子がおかしくなってきます。更にあたりが灰色に染まり始めたではありませんか。

そうです、灰です。

なんとこの日は近年でもかなり大きめの噴火が桜島で起こったようで、世紀末なのではないかという世界が眼前に広がりました。

大学まで歩いて行こうと思ったのですが無理でした。近くのバス停を探し、死にそうな顔で待っているとおばあちゃんから「あら鹿児島は始めてかい?」とお気遣いをいただきました。おばあちゃん強し。

なんとか試験時間に間に合うバスに乗ることができ、大学に辿り着きました。幸先はあまりにも悪いですがそれは他の受験生も同じと自分に言い聞かせます。

絶望の試験

まさか学士編入試験デビュー戦でこんな経験をすることになるとは思いもよりませんでしたが、試験ではとにかく今の実力を全て出し切ることだけに集中しました。

が、生命科学で地獄を見ます。

ガッツリ物化が出ました。ガッツリ物理。語呂良いですね。死にました。

電気のインピーダンスとなんか濃度の計算が出ましたね。恐らく理系ガチ勢であれば余裕な問題だったと思います。私は何を聞かれているのかもわかりませんでしたが。お金をかけてここまで来たのはなんだったのか。試験中に何食べて帰ろうかなんて考えちゃいましたよ。

英語は鹿児島大学伝統の超長文で時間との闘いでした。手応えはあるんだがないんだかといった感じで、少なくとも生命科学の爆死を取り返すには到底及ばない出来でした。

涙の復路

仮死状態で会場を出ると、再び鹿児島クオリティを見せつけられます。

行きで降り注いだ灰が積もって砂浜になっているではないですか。

試験爆死したからこんな心配全くいらないのですが、もし受かったらこんな所で住んでいけるのかと心配になりました。まあ後から聞くとここまでの噴火は鹿児島県民的にも相当珍しいらしいのですが。

帰りは鹿児島駅で涙を拭いながら美味しいトンカツをいただきました。身体中にチアミンが染み渡りました。

まとめ

改めて書くまでもありませんが、結果は順当に落ちました。

試験内容と共にご当地ならではの洗礼を浴びたデビュー戦となりました。

医学部学士編入試験では様々なハプニングに出くわすことと思いますが、どうかハプニングまで楽しむ鋼の心を持って臨んでいただきたいと思います。

それでは。

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