必見?医学部学士編入試験生命科学攻略

Rです。血が苦手なのをどうにかしたいのですが良い克服方法ありませんか。

目次

はじめに

今回は私の医学部学士編入試験における生命科学の勉強法をご紹介します。

ですが、話を始める前に大切なことをお伝えします。








「こんなブログを見てる暇があったら勉強しろ!」

いやうざっ

うざいですね〜。もちろん半分は冗談ですが半分は本気です。既に自分なりの勉強が確立されている方、信念を持って勉強している方はこんな記事読む必要全くありません。私の勉強法と比べる必要性も皆無です。

これから勉強を始める、もしくは医学部学士編入試験挑戦を検討している方もくれぐれも私の真似をしようとは思わないでください。勉強で一番大切なことは自分のスタイルを確立することだと思っています。例えば勉強は早起きして朝すべきか、夜更かしして夜中まですべきか、リビングですべきか自室ですべきか等良く議論になりますが、私は全て「人による」と思っています。全部試して一番自分に合うやり方を見つけることが重要です。従って私の勉強法はあくまで参考程度に留めてください。それでは紹介を始めます。後述しますが先に最重要ポイントをお伝えすると、「某大手予備校のカリキュラムを極限まで完璧に仕上げる」のが合格までの最短ルートと私は信じて取り組みました。

①生物・生物基礎の教科書で基礎固め

MRで医学の勉強を日頃しているとは言え基礎的な生物の知識が根本的に欠けていた私は、まずは初歩の初歩からということで教科書の通読を行いました。記憶が定かではなく申し訳ないのですが、確か数研出版の教科書を使ったような…

ここでの目的は「生物という学問の世界に慣れること」ですので、何度も読み込む必要はありません。読書のつもりで一周読めば十分です。根詰めて内容を叩き込む必要はまだ無いと私は考えました。

某大手予備校の通信講座に申し込んでからテキストが届くまでの1〜2週間でさらっと読んだ感じです。

②某大手予備校地獄のカリキュラムとの戦い

私の医学部学士編入試験挑戦の歴史はこやつとの戦いの歴史と言っても過言ではありません。無論医学部学士編入試験において私の戦略は例外ではなく、一部の医学修士・博士や元歯科医師・薬剤師などの生物・医学系超強者を除いてほとんどの編入生が当予備校をなんらかの形で利用しています。周りでも非予備校生は同級生で一人、先輩後輩で知る限りは二人しかおりませんので、受験市場をほぼ独占していると言って差し支えないでしょう。ですので私は当予備校の回し者でも何でもありません、この記事を見て予備校入会者が増えても私には一円も入らないのでご安心ください。

送られてきた段ボールいっぱいのテキストを見た瞬間はドン引きします。覚悟しておいてください。具体的な勉強の進め方の前に、簡単に当予備校のカリキュラムを以下に記します。

大きく分けて
①基礎シリーズ
②完成シリーズ
③実戦シリーズ
の三部構成。
①は主に高校レベルの生物、生命科学を扱う。高校生物に自信のある方は飛ばしても良いかもしれないです。私は全て受講しました。
②は高校生物のハイレベル問題に加え大学初年度で履修する分子生物学、生化学、更には生理学や免疫学等広く深い知識を習得することを目指す。テキストに掲載されている問題(実際の入試や模試の過去問)を解き進めながら重要知識を解説するというという動画形式。完成という名の通りここまで極めれば筆記試験突破は相当現実的になる印象。講義テキスト+ワークブック(問題集)がある。
③は②を更に深掘りするラスボス中のラスボス。②で瀕死寸前になっている中こいつが襲い掛かってくるため相当メンタルが試される。②まで仕上げて合格を勝ち取る人もいるのでここまでやるのはオーバーワークという声も。動画形式及び講義テキスト+ワークブックの構成は②と同様。私はここまで全ての講義を視聴し、問題も解き切りました。

以上踏まえ私の勉強戦略をご紹介します。

基本的には以上の流れをひたすら繰り返します。秘策を期待した方は申し訳ありません。極めてオーソドックスなやり方です。王道こそ正道というやつです。

予備問題を解く

予備問題は基礎シリーズにはありませんので完成・実戦シリーズでの話になります。ここでは選択問題を中心に動画視聴前の軽い予習というイメージで解きます。ここで私が重視していたのは、「予習には時間を掛けない」ということです。

私は予習というものについて、「まだやってないんだからわかるわけない。どうせ講義聞くんだからそのとき理解すれば良い。そもそも予習で理解できちゃうような講義なんて存在する意味が無い」という偏った思考の持ち主のため、ほとんど予習はしません。現在塾講師のアルバイトをしているのですが、未学習の単元では予習の宿題は一切出しません。持てるエネルギーのほとんどは復習に注ぎ込みます。当テキストの予備問題も選択式とは言え相当難易度が高く、半分も正解できませんが全く焦りませんでした。講義で扱う問題に関してもリード文を読むくらいで実際には解かなかったです。解こうと思っても難しすぎて解けません笑

講義視聴

予備問題を一通り解いたらいよいよ動画視聴です。生命科学は本来1コマ90分なのですが、担当講師の先生が爆笑雑談を盛り込みまくるので結局二時間近くになります。ただ講師の実力は確かで、話が脱線しまくっても全く退屈しません。

基本的には板書をノートに写しながら視聴するという方法を取っていました。ここで強く意識していたことは「一発で見直す必要が無いくらいに大まかな内容を理解する」ことです。今は便利な時代で、聞き逃したことがあったら何度でも視聴し直せます。しかし私は効率的に勉強を進めるためには何としても見直さずに1コマ1回きりの視聴で済ますことに拘りました。コツは当たり前ですがとにかく集中して視聴することです。精神論的な話ですが、「絶対一発で理解する!」と強く心に決めて臨むだけで集中力は格段に上がります。あとは自分が最も集中できる時間と場所を選んで視聴を行うことも重要だと思います。

練習問題、ワークブックを解く

やっとの思いで動画を視聴し、疲れもありますがこここらが本番です。講義でインプットした内容をアウトプットするフェーズです。テキストには各講義で扱う問題の他にその単元の異なる問題が付いており、講義視聴後に自力で解くことが求められます。単元にもよりますが一講義につき大問2〜3個はあると思います。更に多数の良問を収録したワークブックにも取り組みます。ここで該当単元の問題を全て解いたら次の講義へ進むという流れです。ここで意識していたことは以下三点です。

①知識問題は落とさない。わからなかったものは必ずその場で覚える。

例えば「副腎皮質から分泌され、ストレス応答に関与するホルモンは?→コルチゾール」のように一問一答で答える形式の問題です。思考力は関係無くて、単純に知ってるか知らないかの勝負という類の物ですね。これは四の五の言わずその場で覚えます。覚えるだけで良いんですから。知識問題は万が一わからない問題が出ても「自分がわからないのだから誰もわからない」と思えるレベルまで仕上げましょう。

②記述式問題は曖昧でもまずはノーヒントで書き切る。

「インスリン分泌の機序を説明せよ」のような問題です。いかに論理的にかつ正確な知識に則った文章を書けるかが求められます。更に実験考察問題などでは知識に加えて思考力が試される物もあります。いくら講義を視聴した後とは言え、完璧に記述できるほど私は才能に恵まれていません。しかし上手く書けないからすぐ答えを見るのではなく、まずは手持ちの武器を頼りに文章を作っていきます。配られたカードで勝負するしかないのさってやつです。その後模範解答と自分の解答を照らし合わせて、過不足を補っていく作業を繰り返します。記述問題は苦手な方も多いと思いますが、私が最終的に記述問題が得意になったのはとにかくたくさんの問題を「実際に書いた」からだと思っています。

③解けなくても気にしすぎない

メンタルの話ですが意外と大切な点だと思っています。どうしても早く実力を付けたい気持ちが先行すると、「なんで講義見たばっかりなのにできないんだ!!」と焦る気持ちは痛いほどわかります。ただ、取り組んでいる問題のレベルを考えると一発でできないのは当たり前なんです。そんなにホイホイ解けるレベルならもっと医学部学士編入試験に挑戦する人は増えているはずです。一回で全てを理解する必要はありません。自分の頭で必死に考えて、書いてみて、わからないならわからないで答えを確認し、二週目で解けるようになれば良い。二週目でも解けなかったら三週目で解けるようになれば良い。医学は簡単に理解できないから面白いんです。少なくとも私は奥深い学問の世界にのめり込んでいる自分にワクワクしながら勉強していました。

以上の流れを1講義あたり1〜1.5日程度かけてこなしていくというイメージです。正直結構厳しいスケジュールですが、ここを乗り越えれば相当合格が現実的になってきます。

③某大手予備校テストバンク・要項集の活用

これはカリキュラムを一通り終えた後の取り組みになります。私の場合挑戦二年目はほぼこの二つ+過去問演習という戦略でした。

テストバンクに関しては予備校非受講生にもこれだけはおすすめしたい代物です。フルセット受講しなくてもテストバンクのみ3万円程度で受講できます。記述式問題は無く一問一答の選択式問題なのですが、知識の整理には途轍もなく貢献します。数千問のプール問題からランダムに50問出題されるミニテストをひたすら繰り返し、常に満点が取れるレベルにまで仕上げ、最後の方は冒頭三文字くらいで答えがわかってしまうという、極めて非学問的思考に走る状態になっていました。テストバンクの素晴らしき点はスマホとネット環境さえあればいつでもどこでも演習ができる点です。ちょっとした電車の移動でも演習ができるので、効率的な学習に最適です。また、問題の質に関しても非常に良質で、本番でも「これテストバンクでやったやつだ!!」と、思わず某大手学習塾のcmばりの雄叫びを上げたくなることが何度もありました。

要項集に関しても、「これを丸々暗記すれば合格間違いなし」と巷で噂されるほどの虎の巻と言えるでしょう。軽く辞書くらいの分厚さで、中身はしっかり記述ができるようになって欲しいとの配慮から図や写真は一切無く全て文章で構成されています。私は仕事の出張の飛行機の中や寝る前の読書の一貫として通読を繰り返しました。全体で7周はしたと思います。確かにこの一冊で医学部学士編入試験のほぼ全出題範囲を網羅していると言えると思います。

④過去問

過去問に関してはどこまで取り組むか人それぞれかと思います。私に関しては特に二年目大阪大学合格という明確な目標があったので、阪大の過去問だけは徹底的に取り組みました。受験する大学全ての過去問を解く必要があるのかという疑問ですが、私見では受験校の中で最もレベルの高い、もしくは志望度の高い大学の過去問を徹底的に解くというスタイルで良いのではないかと思います。実際私は阪大のみの過去問対策で他にも三校筆記試験を通過しました。あえて言うなら滋賀医科大学はマークシートで非常にトリッキーな問題を出してくるので志望度が高い方は個別に対策しても良いのかなと思います。私は竹槍で突っ込んだ結果二年目で唯一滋賀医科大学のみ筆記落ちしました。

まとめ

我ながら渾身の記事となりました。

ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございます。感謝の意を込めて最後にもう一度皆様にメッセージを送りたいと思います。















「こんなブログを見てる暇があったら勉強しろ!」

合格を勝ち取った皆様から「こんなブログ書いてる暇があったら勉強しろ!!」と罵られる日を切望しております。

ご質問等ございましたら何でもお問い合わせください。応援しています。

それでは。


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