医学部学士編入試験生命科学記述問題対策〜インスリンの分泌機序〜

Rです。引っ越し二日目にしてエレベーターでGに遭遇し雲行き怪し目です。

さて、今回は大好評(?!)医学部学士編入試験生命科学記述問題対策第二弾です。前回の記事はこちらをご覧ください。私の記述問題に対する作戦も全て前回の記事に記載しております。

目次

医学部学士編入試験鉄板中の鉄板〜インスリンの分泌機序〜

前回と同様、今回も避けては通れない課題を用意しました。もはや出尽くして逆に出題されないのではないかと思ってしまうほどの鉄板問題です。

ただ、単に受験対策というだけてなくインスリンの分泌機序は理路整然と話せないとちょっと恥ずかしいです。

それでは早速私の解答をご紹介します!

解答例

問.インスリンの分泌機序について記述せよ。

「血糖上昇により、膵β細胞におけるグルコースの細胞内取り込みが増加すると、細胞内でのグルコース異化が進み、結果としてATP産生が亢進する。細胞内ATP濃度が上昇すると、細胞膜のATP感受性K+チャネルが閉鎖し、細胞内K+濃度が上昇することで細胞膜電位も上昇する。その後、膜電位上昇を感知した電位依存性Ca2+チャネルが開口し、細胞内にCa2+が流入することでインスリン遺伝子の転写が促進される。合成されたインスリンはエクソサイトーシスで分泌される。」

いかがでしょうか。落ち着いて書けばそこまで大きな減点となることは無いと思います。この問題のポイントは、「インスリンは血糖上昇そのものによって分泌されるわけではない」ということだと私は考えます。血糖上昇そのものではなく、血糖上昇による細胞内ATP濃度の上昇を感知してインスリンの転写が促進するということをしっかりとアピールすることが大切ではないでしょうか。

まとめ

以上です。今回は王道中の王道テーマについて取り上げてみました。私の解答は所詮参考程度で、是非皆様ご自身で渾身の解答を作成していただければと思います。取り上げて欲しい記述問題のテーマがあれば遠慮無くお寄せください。

それでは。

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