USMLE STEP1に一度落ちた理由を徹底考察

Rです。朝のエネルギーの無さなら誰にも負けません。

今回は私がUSMLE STEP1一度目の挑戦で不合格となった原因を徹底考察していきます。

徹底考察とか言いながら只の言い訳になりかねない気もしますがお付き合いください。

目次

はじめに

表題の通り私はUSMLE STEP1に一度落ち、二度目の挑戦で合格しました。

優秀な先人達の合格報告は数多く溢れていますが、不合格について詳細に記した記事はあまり見たことがなかったので恥を承知で私の失敗談をお披露目したいと思います。

自らの醜態を正当化するようで恐縮なのですが、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があるように失敗には必ず原因があります。

従って、人間が本来学ぶべき歴史は勝利の歴史ではなく敗北の歴史であると私は考えています。

とはいえ私の経験が誰かの役に立つことなど恐らくないのですが、少しでも何かの気付きになる記事が書ければ本望です。

敗因その①〜準備期間不足〜

まずは勉強開始から受験での準備期間の短さです。

正確に言うと、自らの実力とUSMLEの難易度を正確に判断できず、尚早な受験日設定をしてしまったということです。

私は2022年6月に勉強を始め、受験したのは2023年3月でした。これは4年生のうちに受かってしまいたいという謎のこだわりから生まれた何の論理的根拠もない決断で、極めて浅はかです。

しかもこの約9ヶ月間はCBT、OSCEがあったことに加え11,12月は月25勤程度のバイト、年明けからは実習が始まるというハードスケジュールでした。

同様のスケジュールでも難なく合格する人も当然いるかと思います。しかし私は自らの実力を見誤り、模試で当落線上の成績であったにも関わらず楽観的に受験日を設定しました。自己分析の甘さに目眩がします。

敗因その②〜金欠による判断ミス〜

これは一言で言うと金欠によって問題集の契約期間をケチったということです。

USMLE受験の虎の巻であるuworldという問題集は1,3,6,12,24ヶ月ごとの契約となるのですが、当然期間が長いほど1月あたりの値段はお得になるものの金額としては大きくなります。

私の実力を考えると間違いなく12ヶ月契約にすべきでしたが、ケチって6ヶ月契約にしてしまいました。

それにより契約期間終了後〜受験日までの3ヶ月間は模試とFAをダラダラ通読するというイマイチメリハリのない勉強を続けてしまいました。

結局不合格となり、改めて3ヶ月分uworldを購入し、再受験したので追加で22万円程度かかりました。まさに地獄。アホの極みです。

敗因その③〜基本問題の軽視〜

基本的な事項を「わかった気になっていた」のも大きな敗因です。

例えばACE阻害薬は輸入or輸出細動脈のどちらを拡張するか、副甲状腺は第何咽頭嚢から発生するかなど、大学でも学んで余裕でわかると思っていた知識が全く定着していませんでした。

試験終了後記憶違いによる間違いが多発していることに気付きました。

なんとなく幅広く勉強したわかった気になっているときこそ改めて基本事項を徹底的に叩き込むことが重要であることを痛感しました。

敗因その④〜過信〜

過信。

これが全ての判断ミスに繋がっています。

上述した敗因その①およびその②の根本にはこの過信が根深く存在しています。

受験日を早めに設定したのも、問題集の期間をケチったのも全ては「それでも俺なら受かるっしょ」という過信があったからです。

ぶっちゃけ今まで受験と呼ばれる勝負はこのテンションで突破してきてしまっていました。しかし、私は小さな島国での同世代による競争にたまたま勝利した経験があるというまさに井の中の蛙で、命を賭けてアメリカで医師を志す世界中の優秀な医学生、医師を相手に闘えると勘違いするなど愚の骨頂でした。

自分に自信を持つことは非常に大切です。しかしその自信には根拠がなくてはなりません。その根拠を作るのは十分すぎる「準備」です。それが今回の私には欠けていました。

まとめ

今回は魂を込めて私の失敗談を語らせていただきました。私にとってはこの不合格は「二度目で受かったから良いじゃないか」なんて単純なものではありません。

自らを戒めると共に、失敗を分析して公開することで少しでもUSMLE受験に挑戦する皆様のお役に立てればと思い記事にしました。

もし更に具体的な私の勉強内容やスケジュールを知りたい方はお気軽にご連絡ください。

それでは。

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