医学部学士編入生がガチで苦しんだ医学部の科目ベスト3(n=1)
Rです。携帯の充電器を断線させる速さなら誰にも負けない自信があります。
今回は私が医学部学士編入後苦しめららた科目を独断と偏見でご紹介します。
初めにお断りしておきますが、編入生一般の話ではなく、単に私がポンコツだったゆえに瀕死になったという話ですので、これから編入される皆様は心配しすぎずに気楽にご覧ください。
目次
三位 眼科
眼科は私が編入後唯一6割以下の赤点を叩き出した科目です。故に、私は眼科が大嫌いです。美しいまでの八つ当たりです。
問題が激難で周囲も落としまくってたわけではなく、単に私が爆死しただけです。USMLEの勉強していてもどうも眼科はできません。相性というやつでしょうか。
英語で書けば加点となる目の解剖は華麗に全問正解したのですが、その後の選択問題でほぼ全滅しました。
幸い他の感覚器科目との合計点数で追試合否判定がされたため追試とはなりませんでしたが、思い出すだけで吐き気がします。
二位 遺伝学
弊学の遺伝学はなかなかの鬼門で、レポートの膨大さとテストの難しさから追試者続出です。
まず手書きレポートの多さで腱鞘炎になりかけます。おじさんには辛いです。
更にテストが様々な遺伝病について遺伝様式、症状、診断、検査法、治療について細かく記述しなければならない問題が多く、遺伝の確率もベイズの定理を用いた厄介な計算問題があります。
ただ、個人的にはここで一生懸命手と頭を動かした経験は生きている気がします。特にUSMLEでは謎の遺伝疾患についての問題が続出しますが、遺伝学の微かな記憶があることによって理解のスピードが格段に上がっています。
もう一度やれと言われたら発狂しますが、今となっては貴重な学習の時間だったと感じております。
一位 組織学
堂々の第一位はダントツで組織学です。
もう他の追随を許さないという言葉はこいつのためにあると思っています。
組織学は編入後一番初めに習った科目なのですが、まず覚えなければならない知識量が極めて膨大です。細胞や病理組織の構造について英語も含めて覚えなければならないため、まさに医学部の洗礼を受けた私は「とんでもないところへ来てしまった」と打ちひしがれます。
テストは2日間に渡って行われ、およそ30近くの単元についてひたすら解いていきました。
整形外科志望にも関わらず筋骨格系が最もできないという糞ムーブをかましましたが、なんとか耐えました。
しかし、最大の問題はそこではありません。
暗記量の多さなら解剖学や薬理学も相当の物でした。実験や統計解析が意味不明なことも多々ありました。しかしそんなのどうでもいいんです。
組織学は…
ス ケ ッ チ が あ り ま す
これは私にとって極めて由々しき事態です。オリエンでスケッチがあるから色鉛筆を買っておくようにとの指示を聞いた瞬間血の気が引きました。
何を隠そう私は人生で自分より絵が下手な人に出会ったことがありません。ガチでありません。
スケッチは芸術性を問うものではなくいかに正確に模写するかなので絵の上手い下手は関係無いと思った方、なめないでください。健常者には私の気持ちはわからないでしょう。
そこにモデルがあろうが無かろうが、「絵を描く」という作業は私にとって地獄そのものなんです。
これも30枚近くスケッチしたかと思うのですが、ほぼ全てC-の評価で、Dも散見されました。
全スケッチに「もう少し丁寧に描きましょう」という小学生のテストに添えられるようなありがたいコメントが並んでおりました。感謝。
まあ一応単位は問題無く取れましたし、無理矢理ポジティブに考えるならば自虐をかまして若干同級生と打ち解けることができたので良しとします。
まとめ
いかがだったでしょうか。医学部学士編入試験に挑戦している方は勉強と共に絵心を磨いておくことを強く推奨いたします。
また医学部学士編入同志の皆様が編入後苦労した科目も是非教えていただきたいです。
それでは。